個人再生失敗 [連帯保証人]
ご無沙汰しております。
去る5月中旬、唯一の債権者の保証協会から連絡がきました。
たった一言、「不同意」の文言で、この1年の準備が水の泡。
5月18日、裁判所からの通知は、
「主文 本件再生手続きを廃止する。」とのこと。
ギリギリまで、弁護士は五分五分だと言っていました。
弁護士も裁判所も裁判所選出の再生委員もOK。
でも債権者がNOと言ったらひっくり返る。
ひっくり返されました。
わかっちゃいたけど、さすがにその日一日はへこみました。
弁護士先生からの電話を切ってから、悔しくて情けなくてしばらく大泣きしました。
思わず喫煙再開しようかと思うくらい、ダメージを受けました。
でも思い切り泣いたらすっきりして、気持ちを切り替えようと開き直り。
子供たちに報告すると、やはり驚いてがっかりした様子。
私「というわけで、母ちゃんこれから相手と話し合いしながら地道に借金返していくことにするわ。」
もう一度、「給与所得者再生」という方法をとって再チャレンジという方法もあります。
これだと債権者はNOということができません。
ただしこれをやるには、まず自分がどこかに就職しなければならない。
雇ってもらう先にはどうしても迷惑をかけてしまう。
クレジットカードも今まで通り封印したまま毎月の家計簿を報告しながら、
申し立てをしてまた1から手順を踏んでいく。
また1年かかり、弁護士報酬もさらにかかります。
・・・もう疲れた!
法的に解決できるかもしれないと期待して、この1年取り組んできた。
やってみたけどダメだった。
これで悔いなく、借金返済していけます。
覚悟が決まったというか。
息子が言いました。
「あと2、3年、母ちゃんがんばって。
そしたら俺たちが稼ぐようになるから、3人で返そう。」
こんな言葉が聞けたのだから、幸せです。
へこんでる場合じゃないね。前向いていくぞ。
個人再生が許可でたら、減額された借金をさっさと一括返済して、
いつ死んでもいいやと思ってましたが。
まだまだ死ねません(笑)
さて、私の「個人再生」は、時間とお金をかけて腹をくくって試みた借金軽減計画でした。
しかしあえなく撃沈。
断られた理由については、間に裁判所が入っているため
債権者からは聞くことができません。
たったこれだけの話です。
連帯保証人だろうと母子家庭だろうと関係ない。
先方は当然の権利を主張しているだけなので、
恨むのは筋違いだなと思っています。
「個人再生」という債務整理の方法を知ったとき、
その法的手段は私にとって救世主だと思えました。
住宅を残しながら債務を5分の1に減らせるなんて!と。
その条件を、弁護士さんに依頼して協力してもらいながら、一つずつクリアしていきました。
通る可能性が低いなら、初期の段階で諦めるつもりでしたが、ギリギリまでわからなかった。
結局、申し立てから不受理、申請取り下げまで、すべての行程を体験することになりました。
残念ながら成功体験談とはなりませんでしたが、
これはこれで、どなたかのお役にたてるかもしれないので
失敗体験談として記録しておこうと思います。
弁護士さんと私の推測です。
【原因1】 不動産の価値が思ったより高かった かも
住宅を売り払っても手元に残らないことが証明されればよいのですが、私の場合は微妙でした。
不動産価値が高く売却してローン残債と差し引きすると結構手元に残る計算でした。
内部の瑕疵を計算に入れると手元に残らないという不動産会社の計算をくっつけて申請したのですが、債権者(保証協会)も独自で査定したのではないか、と推測。
【原因2】 月々の返済捻出は難しくないだろうと思われた かも
私の事業実績から、そう判断されたかもしれないとの推測。
「子供2人を養っている、これから進学もさせるつもりだから返済は厳しい」
そう主張して、返済を勘弁してもらおうと思っていましたが、
債権者からしてみれば「そんなこと知るか」といったところでしょう。
でも、さっきも述べたように、これは債権者の権利。
仕方ありません。
【原因3】 主債務者と連絡がとれない
元オット。
いまだにヤードで仕事?しているようですが、この1年間、保証協会とは1度も会ったり話したりしていませんでした。
保証協会は何度か電話や郵便で連絡を試みていたようですが、一度も接触に成功せず。
連帯保証人の私と話ができるので、そんなに必死に追いかけているようには見えませんでした。
この状況なら、連帯保証人は逃さないですよね・・・
【原因4】 債権者が1社
これがもっとも決定的とも言えます。
複数社から借金している人の場合は、その半数がOKすれば受理されます。
しかし私の場合は相手は1社。
そこがNOと言えばそこで終了。
わかっていたけど賭けに出てみたわけです。
その1社が納得するような材料を揃えて申請すれば何とかなるんじゃないかと。
しかし原因1・2・3がそうはさせなかった。
この4つの原因があったとしても、
絶対に申し立てを通す方法がありました。
「給与所得者等再生」として申し立てをすることです。
個人再生の種類は2つあります。
●小規模個人再生 ●給与所得者等再生
サラリーマンやパートさんなら、どちらか選べますが
私は自営業者なので、自動的に「小規模個人再生」。
「給与所得者等再生」であれば、申し立てを債権者が断ることはできません。
裁判所からの絶対命令のようなもの。
ただし条件が厳しく、減免額も小規模個人再生ほど大きくありません。
当初、一度就職してから申し立てをする方法も弁護士さんから提案されていました。
それだと大きくは減免されないけど、間違いなく受理されると。
しかしその方法をとる場合、まずどこかに就職しなければならない。
知人の会社にお願いして在籍させてもらうことも検討しましたが、
迷惑をかけそうなのと一刻も早く解決させたい焦りから、小規模個人再生で進めたのでした。
申し立て不受理でショックを受けたものの、悔いはありません。
覚悟を決めて保証協会と話し合い、返済を進めています。
借金残高記録と副収入について、近日またお知らせすると思いますが、本日はここまで。
(どちらもこの数ヶ月で大きく変化しております)
季節の変わり目、朝からミサイル報道飛び交う今日この頃ですが、
皆さまどうぞ体調崩されぬよう、ご自愛くださいませ。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
(2020/9/23 追記)
個人再生に関する記事は
債務整理(個人再生)体験談
https://karchandiary-3.blog.ss-blog.jp/
へ移動し、まとめました。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
去る5月中旬、唯一の債権者の保証協会から連絡がきました。
たった一言、「不同意」の文言で、この1年の準備が水の泡。
5月18日、裁判所からの通知は、
「主文 本件再生手続きを廃止する。」とのこと。
ギリギリまで、弁護士は五分五分だと言っていました。
弁護士も裁判所も裁判所選出の再生委員もOK。
でも債権者がNOと言ったらひっくり返る。
ひっくり返されました。
わかっちゃいたけど、さすがにその日一日はへこみました。
弁護士先生からの電話を切ってから、悔しくて情けなくてしばらく大泣きしました。
思わず喫煙再開しようかと思うくらい、ダメージを受けました。
でも思い切り泣いたらすっきりして、気持ちを切り替えようと開き直り。
子供たちに報告すると、やはり驚いてがっかりした様子。
私「というわけで、母ちゃんこれから相手と話し合いしながら地道に借金返していくことにするわ。」
もう一度、「給与所得者再生」という方法をとって再チャレンジという方法もあります。
これだと債権者はNOということができません。
ただしこれをやるには、まず自分がどこかに就職しなければならない。
雇ってもらう先にはどうしても迷惑をかけてしまう。
クレジットカードも今まで通り封印したまま毎月の家計簿を報告しながら、
申し立てをしてまた1から手順を踏んでいく。
また1年かかり、弁護士報酬もさらにかかります。
・・・もう疲れた!
法的に解決できるかもしれないと期待して、この1年取り組んできた。
やってみたけどダメだった。
これで悔いなく、借金返済していけます。
覚悟が決まったというか。
息子が言いました。
「あと2、3年、母ちゃんがんばって。
そしたら俺たちが稼ぐようになるから、3人で返そう。」
こんな言葉が聞けたのだから、幸せです。
へこんでる場合じゃないね。前向いていくぞ。
個人再生が許可でたら、減額された借金をさっさと一括返済して、
いつ死んでもいいやと思ってましたが。
まだまだ死ねません(笑)
さて、私の「個人再生」は、時間とお金をかけて腹をくくって試みた借金軽減計画でした。
しかしあえなく撃沈。
断られた理由については、間に裁判所が入っているため
債権者からは聞くことができません。
私 :借金を見逃してくれ
↓
債権者:嫌だ
たったこれだけの話です。
連帯保証人だろうと母子家庭だろうと関係ない。
先方は当然の権利を主張しているだけなので、
恨むのは筋違いだなと思っています。
「個人再生」という債務整理の方法を知ったとき、
その法的手段は私にとって救世主だと思えました。
住宅を残しながら債務を5分の1に減らせるなんて!と。
その条件を、弁護士さんに依頼して協力してもらいながら、一つずつクリアしていきました。
通る可能性が低いなら、初期の段階で諦めるつもりでしたが、ギリギリまでわからなかった。
結局、申し立てから不受理、申請取り下げまで、すべての行程を体験することになりました。
↓個人再生の道のり(行程表)
残念ながら成功体験談とはなりませんでしたが、
これはこれで、どなたかのお役にたてるかもしれないので
失敗体験談として記録しておこうと思います。
なぜ申し出は断られたのか
弁護士さんと私の推測です。
【原因1】 不動産の価値が思ったより高かった かも
住宅を売り払っても手元に残らないことが証明されればよいのですが、私の場合は微妙でした。
不動産価値が高く売却してローン残債と差し引きすると結構手元に残る計算でした。
内部の瑕疵を計算に入れると手元に残らないという不動産会社の計算をくっつけて申請したのですが、債権者(保証協会)も独自で査定したのではないか、と推測。
【原因2】 月々の返済捻出は難しくないだろうと思われた かも
私の事業実績から、そう判断されたかもしれないとの推測。
「子供2人を養っている、これから進学もさせるつもりだから返済は厳しい」
そう主張して、返済を勘弁してもらおうと思っていましたが、
債権者からしてみれば「そんなこと知るか」といったところでしょう。
でも、さっきも述べたように、これは債権者の権利。
仕方ありません。
【原因3】 主債務者と連絡がとれない
元オット。
いまだにヤードで仕事?しているようですが、この1年間、保証協会とは1度も会ったり話したりしていませんでした。
保証協会は何度か電話や郵便で連絡を試みていたようですが、一度も接触に成功せず。
連帯保証人の私と話ができるので、そんなに必死に追いかけているようには見えませんでした。
この状況なら、連帯保証人は逃さないですよね・・・
【原因4】 債権者が1社
これがもっとも決定的とも言えます。
複数社から借金している人の場合は、その半数がOKすれば受理されます。
しかし私の場合は相手は1社。
そこがNOと言えばそこで終了。
わかっていたけど賭けに出てみたわけです。
その1社が納得するような材料を揃えて申請すれば何とかなるんじゃないかと。
しかし原因1・2・3がそうはさせなかった。
この4つの原因があったとしても、
絶対に申し立てを通す方法がありました。
「給与所得者等再生」として申し立てをすることです。
個人再生の種類は2つあります。
●小規模個人再生 ●給与所得者等再生
サラリーマンやパートさんなら、どちらか選べますが
私は自営業者なので、自動的に「小規模個人再生」。
「給与所得者等再生」であれば、申し立てを債権者が断ることはできません。
裁判所からの絶対命令のようなもの。
ただし条件が厳しく、減免額も小規模個人再生ほど大きくありません。
当初、一度就職してから申し立てをする方法も弁護士さんから提案されていました。
それだと大きくは減免されないけど、間違いなく受理されると。
しかしその方法をとる場合、まずどこかに就職しなければならない。
知人の会社にお願いして在籍させてもらうことも検討しましたが、
迷惑をかけそうなのと一刻も早く解決させたい焦りから、小規模個人再生で進めたのでした。
申し立て不受理でショックを受けたものの、悔いはありません。
覚悟を決めて保証協会と話し合い、返済を進めています。
借金残高記録と副収入について、近日またお知らせすると思いますが、本日はここまで。
(どちらもこの数ヶ月で大きく変化しております)
季節の変わり目、朝からミサイル報道飛び交う今日この頃ですが、
皆さまどうぞ体調崩されぬよう、ご自愛くださいませ。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
(2020/9/23 追記)
個人再生に関する記事は
債務整理(個人再生)体験談
https://karchandiary-3.blog.ss-blog.jp/
へ移動し、まとめました。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
ご無沙汰です(^^♪
原因分析ですか!ん~厳しいですね!連帯保証人は逃がしてくれないのですね(/o\)
ミサイルが飛んでくるかもしれませんが、かーちゃさんも体調管理にお気を付けてください(>_<)
by トレンダー櫻井 (2017-09-15 21:05)
> トレンダー櫻井 さま
お久しぶりです!
こんなに間があいても見にきてくれて嬉しいです^^
これからも宜しくお願い致します。
by かーちゃ (2017-09-15 23:32)
原因は元オットだと思います。
元オットが誠意ある態度を取っているか、国外に逃げ道のない日本人なら結果は違ったかもしれません。
by デジカメ (2017-09-26 08:38)
はじめまして。私もシングルマザーで二人の子供を育てています。来週、個人再生の相談を弁護士さんとする予定です。同じような境遇の方のブログの探していましたらたどり着きました。手続きの経緯がとても参考になりました。ただ却下されることもあると知ったのでまだ不安ですが頑張ってみます。
by まさ (2017-09-29 02:44)
> デジカメさま
お久しぶりです!いつもありがとうございます。
おっしゃるとおり、それがこの問題の本質ズバリ、です。
わかってくださる方がいることで本当に救われます。
by かーちゃ (2017-09-29 15:08)
> まささま
ご訪問&コメント、ありがとうございます。
お役に立てて良かったです!私は失敗しましたが、その努力もまったく無駄ではなかったと思えます。コメントを残してくださって本当にありがとうございます(T_T)
これから手続きを始められるかもしれないのですね。お子さんたちのためにも、どうか成功しますように心より願っております。
弁護士さんにはいろんな方がいるので、もし時間の余裕があるなら正式契約するまえに複数の弁護士さんに会ってみることをお勧めします。信頼できる方に巡り会えると良いですね!何かまた気になること、進展がありましたらぜひお気軽にコメントしにきてくださいね(^^)/
by かーちゃ (2017-09-29 15:17)
Aumento do Pênis, tenha рênis maior em até
5cm.
by Paulo Enzo Gabriel (2018-09-15 14:01)