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2008年以降>>黒字なのに現金がない。回収不能の売掛金の増加 [【回顧録】借金と離婚のいきさつ]

自動車の売上に対する原価率は90%くらいだったので、
50%もらって残りが回収できなければ完全にアウト。
一方、私のデザインの稼ぎは、原価率ゼロ。経費抜いても9割方粗利。
こっちで稼ぐ分を泣く泣く元夫の事業にあてる、というサイクルが始まりました。

輸出前に半金、到着後に半金というルールで輸出していたので、
半分は確かに回収していますが、
それでは原価にも届かない。

 

B/L(Bill of Landing)という船積み証券があります。
輸出入の際に発行される最重要書類です。
輸出先に商品が到着しても、そのB/Lを提示しなければ、お客さんは商品を港から引き取ることができません。
なので、到着したのを確認したお客さんは、残りの半金を送金してきます。
これを確認したらB/L原本をDHLなどで郵送するか、Surrender(原本不要で引き上げを許可する)という指示を出して、取引完了。
これなら取りっぱぐれはありません。

 

しかし元オットは、そのルールを曲げることがたまにありました。
それは、
・長いつきあいの取引先
・元オットの親族または友人
への輸出の場合です。
頼み込まれると、じゃあ今回だけね、そっちで車売れたらすぐ送ってね、と
残りのお金をもらわずにB/Lを渡してしまう。

 

この甘さが、積もりに積もって
莫大な未回収の売掛金となったのです。

 

不規則に海外取引先からの入金も、たま〜にあったので、
そういうときに補填で持って行かれた分を自分の口座に
速攻戻したりもしていましたが、
それも徐々になくなり。
いつの間にか、足りない分は私が出す、ってのが当たり前な感じになっていきました。

 

それでも足りない急な支払のために、
実家の父に相談して200万円を借りました。
電話するのは当然私です。

 

父は、詳しくは何も聞かず、「大変なときは言えよ」と言ってくれました。

 

元オットは、一応口ではありがとう、助かった、とは言っていましたが、
直接借りた本人ではないので罪悪感はなかったと思います。

「今年中に返すよ」と口では言ってましたが。
言うだけならタダですもんねえ。

 

この、「◯月までに返す」「もうちょっとでうまくいく」というフレーズは、
このあと離婚に至るまで、何百回も聞くことになりました。

 

あ、離婚してからも言ってますワ(笑)

 

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