2009年3月 父の癌 発覚 [【回顧録】借金と離婚のいきさつ]
2009年3月
実家の両親から、九州に帰省してこないか、
と誘いがありました。
有名な温泉宿に宿泊予約をとったから、
いつも忙しいお前も少し骨休みしろと。
子どもたちは小学校3年生。
まだ留守させるのは不安だったので、元オットに面倒を頼んで、
私ひとりで九州大分へ。
そこで聞かされたのは、
父の癌発覚と余命
でした。
頭が真っ白です。
え? ええ???
父は65歳。そしてまだ現役の会社社長。
「あと2年と言われとる。そんだけあれば、十分。」
と、父は笑っています。
母はとなりで涙ぐんでます。
東京に住む独身の妹は、この報せを聞いてからというもの、
毎月のように実家に帰省するようになりました。
しかし私は。
資金繰りで頭がいっぱいで、親孝行どころではない。
ていうか、今どんだけ大変なのか話をしようと思っていたけど、
言えるわけない。
余計な心配をかけたくない。
途方にくれて、九州をあとにしたのでした。
コメント 0