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2014年11月16日 離婚協議書 作成 [【回顧録】借金と離婚のいきさつ]

何人も話し合いに参加してもらって、
元オットの肩を持つ人は一人もいませんでした。
続けることの無意味さはずっと前からわかっていたけど、
できれば本人に、あきらめさせたかった。
自分でもうやめると決めて、自分で片付けるようにして欲しかった。
そのため何年も、念書を書かせたり約束を録音したりして決断を促していたのだけれど、
私一人の説得でどうにもならなかったはずです。

3人の同業者の友人が説得してもダメなのだから。

 

離婚届をつきつけてからも、
毎朝普通に仕事場のヤードに通う元オット。
サインされた離婚届を、毎日テーブルの上に目につくように置いていました。
3日たって、離婚届を手に私は聞きました。

 

「意思は変わらない?まだヤード、続けるんだね?」

 

元オットの答え。YES。

 

具体的に今後の取り決めをすることにしました。

 

離婚届には、種別をチェックする欄があります。

□協議離婚 □和解
□調停   □請求の承諾
□審判   □判決


現在、日本の離婚件数は年間約25万件と言われています。
そのうち約9割が協議離婚(夫婦の合意のみで離成立)だそうです。
(1)協議離婚
(2)調停離婚
(2)の調停も不成立の場合は、(3)審判離婚・(4)裁判離婚になります。

 

うちは双方合意の離婚なので、「協議離婚」です。
離婚後の条件について、話し合いをすることにしました。

 

相手が普通の常識的な大人だったら、
(2)〜(4)はあり得るでしょう。
経済基盤があって、元配偶者と法的な場で争う能力があればの話。
お互いのレベルが対等であれば、同じ土俵で主張しあうことができるのです。

うちの場合はそれ以前の問題。
私主導で離婚協議書を作成して内容を認めさせ、サインさせればいいだけのことでした。

 

本当は離婚協議書は公証役場で公正証書にしておくのがベストなのですが、
費用もかかるし、一刻も早く切り離したかったので、
あくまでも覚え書きレベルの書類でよしとしました。
今後元オットが私に返済(養育費支払)を怠った場合、
公正証書があれば給与や財産差し押さえなど行使できるわけですが、
差し押さえるモノがない場合、まったく意味をなしません。
数万円で公正証書を作成したところでそうなるのは目に見えていたので、
公証役場までは行きませんでした。

 

離婚協議書には親権、養育費、財産分与、慰謝料についての合意内容を記載します。
しかしうちにあるものほとんどが私が買ったものだしマンションも私名義なので
分ける財産はナシ、お金無い人から慰謝料も取れません。
せいぜい養育費がわりに、
今まで貸したお金(約2000万円)を少しずつ返してもらうことくらいです。

 

毎月いくらずつ返してくれるの?
と聞いたら、想定外の質問が。

元オット「子どもはどっちが引き取るの?」

・・・・

なぜ今その質問。

 

育てられないから離婚するというのに(笑)

本当に理解してないんだな。

 

「あなたが引き取ったら、
借金返済しながら二人を高校行かせられるの?」
一応聞いてみました。

 

元オット「うまくいけばできると思う」

・・・一番こわいのは借金そのものではなく、
判断力のない人が借金することなんだな。
と、悟りました。

 

 

自分の生活費も稼げない人が、
どうやって子どもの面倒をみるの?
笑ってしまいました。

 

とりあえず、具体的な金額や期間などを
双方で決めて書類に残しておかなければなりません。
紙を広げてその月(11月)から順に1年分の月を書き込みました。

12月、ヤードの主契約者変更、賃貸契約更新。
1月、法人登記役員変更。
2月以降、仕事はどうなるか。売上はどのくらいを見込んでいるのか。
会社としての毎月の支出予定は。
それぞれの月の横に書いて行きます。

 

元オットの話では、
12月に実家(P国)に帰って、自宅不動産を売って資金を作る。
それを1月に持ち帰り、当面の支出にあてる。
その間、ヤードを借りたいと言っている人に間貸しして、家賃の足しにする。
帰国して持ち帰ったお金で解体業を本格稼働させる。
私には、毎月15万円ずつ返済する。
4月からは毎月30万円ずつ返済する。
これ、こちらからの要求ではなく、元オットが宣言した内容。

 

絶対ムリだろぉ〜!

心の中で思っていましたが、
元オットが自分で決めてそう言うので、そのまま紙に書きました。

私「これが出来たらすごいよね。
もし1年間、この通りのことができたら、再婚してもいいよ(笑)」

元オット「絶対やってみせる」

 

協議内容として他に盛り込んだこと。
私からの借金を全額返済するまで、
私はそれ以外に養育費を求めることはしない。
子どもとの面会は自由。
直接子どもと連絡を取り合って自由に会ってよい。
私(母親)は介入しない。

かなり自由度の高い、甘い協議内容です。
これらの手書きの約束内容(全面英文)の下の方に、
サインさせました。

 

これを日本語にし、WORDで清書して
それにもサインしてと頼んだら、
元オット「私に不利益な内容が入っていないか、
知り合いの日本人に見せてからサインする」
というので了解しました。
不利益どころか、かなり甘いんだけどね。

公正証書ではない時点で、
英文手書きだろうが日本語の書類だろうが効力は変わりない。
とりあえず合意内容が整いました。

 

離婚協議書そのものは、
離婚届提出時に添付の必要はありません。
二人で今後の取り決めがまとまったので、
「じゃあこれ(離婚届)、明日市役所に出すからね」
と私は言いました。

うなずくでもなく返事するでもなく、
元オットは黙って聞いていました。

 
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