2015年5月 息子に説教される父親 [【回顧録】借金と離婚のいきさつ]
4月から高校生となった二人の息子。
一人は朝から通学、もう一人は定時制なので夕方から夜にかけて学校です。
毎朝長男のお弁当作りで6時起き、
昼は次男と昼食、夕方長男が帰宅し夕食。
次男が帰ってくるのは10時頃。遅い夕食。
一日が長く、食事の支度の回数が多くなりましたが
一番手のかかる人(元オット)がいなくなったため、
単に「忙しい」だけで、まったくストレスに感じませんでした。
二人とも第一志望校ではない高校への進学でしたが、
それぞれ新しい環境でもすぐに友達ができ、
休むこともあまり愚痴を言うこともなく新生活に慣れていきました。
次男は昼間の空いた時間にアルバイトを始めました。
有名な某牛丼チェーン店です。
短期間の研修でひと通り作業を覚えると、
さっそくハードなシフトに組み込まれていました。
さすがブラック企業(笑)。
レジを始めて触った日に「領収書くれ」と言われてわからなくて
客に怒鳴られたとか、超ベテランの中国人の手際がスゴイとか、
バイト先の様子を語ってくれます。
まだ15歳、この前まで中学生。
でもアルバイトを始めるようになってから、
世の中の厳しさを目の当たりにし、大人びた感じがしてきました。
(思春期らしい反抗的な態度は相変わらずでしたが)
朝バイトに出かけ、午後1時か2時頃帰ってきます。
それから昼食をとり、シャワーを浴びて支度して3時半頃家を出ます。
元オットがいつものようにくだらない用事で電話かけてきたときのこと。
ちょうどそのとき、次男がバイトから帰ってきました。
私が電話口で次男に「おかえり」と言ったのを聞いた元オット。
「誰かいるの?」というので、
「◯◯(次男)がアルバイトから帰ってきた」と答えると、
話したいとのこと。
今まで何度か、子どもたちの携帯に電話かけたらしいのですが、
いつも無視されるらしく、会話もしていないとのこと。
元オットは、私が子どもたちとの接触を阻止していると思っていました。
離婚協議書にも書いたように、私は父親と子どもの面会に一切介入しない約束です。
会いたければ自由にお互い連絡を取り合って会えばいい。
電話で会話もすればいい。
でも子どもが電話に出ないのなら、そこは私にはどうしようもありません。
「あなたが電話に出ないように子どもたちに言ってるんでしょ」
元オットは、自分が嫌われていると思いたくないがために
私がウラで画策していると思いたいようです。
私「電話かわるよ。話したら」
次男に私の携帯を渡しました。
次男は元オットにやさしい言葉で話しました。
「元気でやってる?」
元オットは嬉しかったことでしょう。
しばらく元オットからの質問におだやかに受け答える次男。
どうやら会って食事をしようと誘われているようです。
それに対して次男。
「ヤードやめたら会ってもいいよ。今のままだったら会わない」
この返事に対して、おそらく元オット、
「ヤードをやめたら仕事がない」とかなんとか答えたのでしょう。
次男:
「仕事?外国人でもいっぱいあるよ。
俺が今やってるバイト先も、外国人たくさん働いてるよ。
かなり年取った人もいる。
ベテランの外国人で毎日シフトに入ってる人なんか、
給料1ヵ月20万くらいになるらしいよ。
バイトでそれだけ作れたら、月4〜5万でこの辺のアパートも借りられるしさ。
十分生活していけるよ?
母ちゃんに金も返せるじゃん。
ヤードにこだわってるから、いつまでも金かかってるんだろ?
もういいかげん現実見ようよ。
な?全部片付けてイチからやりなおそうぜ?」
あーあ・・・
48歳のオヤジが15歳に説教されてるよ。
しばらく一生懸命、次男に何か話していた元オット。
どうせまた「もう少しでうまくいく」とか何とか
いつものお決まりの言い訳でしょう。
次男は、
「まあどうでもいいけど。
ヤード続けてる間は会わないから。」
と最後に言い、電話を切りました。
私:「パパやめるって言った?」
次男:「いや言わなかった。ありゃダメだ」
こうして、せっかく子どもと話す機会があったのに
さらに見放される結果となってしまいました。
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